大阪杯　回顧：K cube　Lab：SSブログ

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大阪杯　回顧　[競馬] [編集]

日経賞に続いてこのレースも４歳馬が上位を独占した。Dubai WCを勝ったヴィクトワールピサを筆頭に有力馬が両手でも足りないほど揃っているので“最強世代”と言っても過言ではないだろう。

　　　　　　　　　　　　天候；　　馬場；良
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　▲　ヒルノダムール　　　　　1:57.8　　前半3F 35.8 - 4F 47.9
　　　ダークシャドウ　　　　　ハナ　　　上り4F 46.9 - 3F 35.3
　◎　エイシンフラッシュ　　　クビ
　〇　ダノンシャンティ　　　　クビ
　　　キャプテントゥーレ　　　クビ
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馬券　4歳中心の狙いは良かったのだが…　

予想通りキャプテントゥーレの逃げだったがトーホウアランがピッタリとつき楽な展開にはならなかった。4ハロンが47.9と平均よりやや遅いペースだったが、5ハロン目から11秒台のラップが続き澱みのない流れになった。特に中盤の3ハロン34.6は過去4年と比較しても目立って速く逃げ・先行勢にとっては厳しい流れになったと言えるだろう。

勝時計は2002年朝日ＣＣでタップダンスシチーが記録した1分58秒1を0.3上回るレコードであった。Ｂコース替りで時計が速くなっている芝とはいえ、この時期の芝でのレコードには価値があると思う。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　前半=中盤=後半　1000m
2011　ヒルノダムール　　　良　1分57秒8　47.9=34.6=35.3　59.3
2010　テイエムアンコール　良　1分59秒5　48.3=35.8=35.4　60.3
2009　ドリームジャーニー　良　1分59秒7　47.9=37.0=34.8　60.0
2008　ダイワスカーレット　良　1分58秒7　47.6=36.3=34.8　59.6
2007　メイショウサムソン　良　2分01秒4　50.0=36.3=35.1　62.2

中団内目からの競馬になったヒルノダムールはロスのないコース取りで直線残り100あたりで逃げるキャプテントゥーレを捉えて先頭に立ち外から迫ってきたダークシャドウを際どく押えた。勝ちに行ったので最後甘くなったとの見方もあるが、元々速い脚が長く続かない馬なのでシンジが何とかもたせたと見ていいのでは…。これからも内回りの直線の短いコースでないと馬券にならないかも？　それにマンハッタンカフェ産駒は古馬になっての成長力に乏しい傾向があるので、この勝利を契機に大きく成長する雰囲気は感じられない。淀の2マイルはこの馬に向いているとは思えないので余程恵まれないと上位に来れないのでは…。宝塚記念なら見込はあると思うが…。

2着のダークシャドウはゲートの出が悪く後方からの競馬だったが、4角外を回して直線では前を行くエイシンフラッシュを競り落としてヒルノダムールに迫るもハナ及ばなかった。キャリア7戦の条件馬だがこのメンバーを相手に勝ち負けのレースができるのだから急激に力をつけてきているようだ。半兄にユノナゲットやチョイワルグランパなどがいてダート向きの母系だが、今日のレースを見ると芝のマイルから二千あたりならこれからも活躍できるような気がする。一方でダンスインザダーク産駒なのでムラ馬のような気もするが…。

59K背負ったエイシンフラッシュも後方から。ペースが速くなったこともあり折り合いもついていたようで直線もよく伸びているがやはり斤量ガ堪えていたのかも？　超スローの瞬発力勝負となったダービーを勝ってはいるものの、この馬の距離適性は二千前後だろう。目標は宝塚記念のようだが、スピードもあるので府中の安田記念に出てきてもいい勝負できるような気がする。

ダノンシャンティは離れた殿からで、外を回り上り3ハロン33.6の最高タイムで追い込んできたものの0.1差の4着。59Kだったことを考えるとマズマズかも…。　有馬記念、京都記念、大阪杯と使う毎に距離短縮してきたが、今日のレースを見るとマイルから二千あたりに絞ったほうが良さそうだ。安田記念に向かうだろうがテキがテキだけにまた長目の距離を使ってくるかも？

高齢になり中々馬体が絞りきれないドリームジャーニーは今日も440K台で得意のコーナー4つある直線の短いコースにもかかわらず見せ場はほとんどなく1.1差の9着同着。もう7歳なので多くを期待するのは酷かも？