マーメイドＳ　回顧：K cube　Lab：SSブログ

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マーメイドＳ　回顧　[競馬] [編集]

アスコットに遠征していたグランプリボスはブービーと敗れた。殿はペースメーカー馬なので実質は殿負けだ。パワーの要るアスコットの芝は合わないはずと前々から指摘していたが、こうも絵に描いたような結果になるとやはり日本のマイル戦線のレベルは相変わらず低いんだと落ち込んだ気分になる。勝ったのはデビューから7連勝となった怪物Frankel(父Galileo)。

レース結果　　　　　　　　　天候；曇　　馬場；良
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　△　フミノイマージン　　　2:00.4　　前半3F 36.0 - 4F 48.8
　〇　ブロードストリート　　１ 1/4　　上り4F 47.0 - 3F 35.0
　　　アースシンボル　　　　１ 1/2
　▲　イタリアンレッド　　　ハナ
　　　モーニングフェイス　　クビ
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馬券　〇を◎に格上げして馬連：的中！

午後から芝は良馬場になり10R出石特別も1分21秒台と見ていたのが1分20秒5と速い決着。馬場はそれほど悪くないと見て力馬タイプのプロヴィナージュを連下にして、ブロードストリートを軸にした馬券に設計変更。ズバリ嵌って馬連的中したが、後出しジャンケンなので書いていてもいささか気が咎めるわ…。

ディアレエトゥーサとポルカマズルカのハナ争いは1角過ぎでポルカマズルカが制して先頭に。逃げると見ていたセラフィックロンプやプロヴィナージュは4，5番手。出遅れたフミノイマージンは最後方だったが先頭とは差なく団子状態の馬群。1000m61.2だからスローペースで、ここ3年では前半、中盤とも最も遅い流れ。勝負所の残り600あたりで5、6馬身内に塊り直線に向くが何が抜けてきても可笑しくない状態。大外からフミノイマージンが脚を伸ばし内を突いたブロードストリートがこれを追うが、フミノの脚色断然でゴール手前からは流していた。

緩い流れで一団の馬群からの決め手勝負になったレースであるが、時計的にも内容的にも見るべきものはなく低いレベルでの末脚比べで見た目の派手さほど勝ち馬に強さは感じないのだが…。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　前半=中盤=後半　1000m
2011　フミノイマージン　　良　2分00秒4　48.8=36.6=35.0　61.2
2010　ブライティアパルス　良　1分59秒5　47.9=36.2=35.4　59.9
2009　コスモプラチナ　　　良　2分00秒2　48.1=36.4=35.7　60.5

福島牝馬Ｓに次いで重賞2勝目となったフミノイマージンは出負けして最後方からの競馬になったが先頭とは6、7馬身差の位置。直線大外に持ち出し残り200で先頭に並びかけるとあとはワンマンショー。このメンバーでは力が違いすぎる印象だが、と言ってもこれで秋のエリザベスと言う訳にはいかないだろう。基本的に内回りの直線の短いコース専用の差し馬という感じか？　マンハッタンカフェ産駒でもあり今がピークの可能性もあるので、秋には少し疑いを持って臨みたい。

ブロードストリートは最内の経済コースを通り直線も内を突いて型通りに伸びてきたが、如何せん勝馬との切れの差はどうしようもないほどだ。距離が延びたことと内で脚を溜めて直線も内を突く岩田お得意の騎乗が嵌ったレースと言っていいだろう。

3着は軽量のアースシンボルだが、道中はフミノイマージンとほぼ同じ位置。先に上がっていったフミノを追うようにして伸びてきた。軽ハンデを利したレースだったが、ここ3戦牡馬に揉まれたことで力をつけていたのかも？　

イタリアンレッドはアースシンボルとハナ差の4着だったが、4角手前で被せられて外に出せない不利があり、直線の伸び脚を見れば何とも勿体ないレースだった。ユーイチもヘグッたと自ら言っているように、まともなら悪くとも3着、上手くすれば2着はあったように思うのだが…。

プロヴィナージュは直線バッタリの殿負け。レース間隔が開いたのは使いたくとも使えない体調面の何かがあったのかも？　馬格がある馬なので56Kが堪えたと思えないし、得意の舞台でこれでは年齢的にも衰えが来ているのかも？