札幌記念 回顧 [競馬]
サマー2000シリーズは今週の新潟記念を残しているが七夕賞と小倉記念を勝ったイタリアンレッドの優勝が決定した。報奨金は確か5000万円だったと思うが陣営にとっては嬉しいボーナスだわな。夏に強い牝馬がタイトルを取るのはサマーシリーズらしくていい事だと思う。
レース結果 天候; 馬場;良
--------------------------------------------------------------------
◎ トーセンジョーダン 2:00.4 前半3F 35.9 - 4F 48.2
アクシオン ハナ 上り4F 47.3 - 3F 34.7
△ レッドディザイア 1/2
コスモネモシン 1 1/4
△ カリバーン ハナ
--------------------------------------------------------------------
馬券 決められませんねェ…
スタート直後は内からアクシオンが行く気を見せたがノリが押してハナに。キングトップガンのペースは前半、中盤とも過去5年で最も緩く予想通り後半3ハロンの決め手勝負になった。道中2~4番手にいた馬が1、2、5着したように小回りコース特有の先行前残りレースと言っていいだろう。
時計的には何の価値もない低レベルのレースだったと思う。4歳勢が5頭出走したのに牝馬のコスモネモシンが最先着の4着には少しガッカリだ。層の厚い4歳勢だが現時点では一線級との差は大きいようだ。
前半=中盤=後半 1000m
2011 トーセンジョーダン 良 2分00秒4 48.2=37.5=34.7 60.4
2010 アーネストリー 良 1分59秒4 46.9=36.9=35.6 59.3
2009 ヤマニンキングリー 良 2分00秒7 48.0=36.5=36.2 60.2
2008 タスカータソルテ 良 1分58秒6 46.4=36.4=35.8 58.4
2007 フサイチパンドラ 良 2分00秒1 48.2=37.1=34.8 60.7
勝ったトーセンジョーダンは4番手からの競馬で、直線残り100あたりからグイッと伸びて先に抜け出したアクシオンをハナ押さえた。アクシオンが内の経済コースを通っていたのに対して、終始外々を回って力でねじ伏せたのだから、やはり格が違うと言う事だろう。今日は道中の反応もあまりよくないように見えたので、出来は今一つだったように思う。ここを叩いたことで次は変わってくるだろうが、府中の盾だと決め手で一線級には見劣りするので狙いづらいタイプだと思う。恐らく次は中山のオールカマーになると思うが、そこでもキッチリと結果を出すような気がする。府中は盾よりJCの方が馬券に絡む可能性は高いのでは? 昨年5着の有馬記念は穴人気すると思うが、4歳勢の一線級と比べると見劣りするので今年も入着級か?。
乗り替わったアクシオンは積極的な競馬で2番手の内々。道中は内ラチ沿いを2、3番手で追走し、直線残り200過ぎからカリバーンを捉えて先頭に立ち、一旦は勝ったかと思えたが最後に差されてしまった。函館記念で◎を打った馬で中団より後ろで競馬するだろうと見て今回は軽視したのが悔やんでも悔やみきれない。-14Kとキッチリ仕上げて来て乗り替わったヤネが上手く乗ったのが好走要因だろう。8歳馬だが2年ほど休養があるのでレース数も少なく馬体にはフレッシュさが残っている様なので、洋芝コース専用馬と見るとどこかで穴を開けられそうだ。ただ時計が速くなると苦戦は免れないだろう。
昨年有馬以来のレッドディザイアが復調の気配を見せる3着。後方3番手から流れが緩かったこともあり楽に追走し、3角過ぎから外を回って追い上げ4角は大外から前の馬を射程圏に入れた。直線一旦はビューンと伸びたが最後甘くなったのは休み明けのせいか? 小回りコースより広いコース向きな馬なので、この後順調ならエリザベス女王杯の有力馬に躍り出たような気がする。3歳時のJC3着やブエナビスタとの比較から牡馬に交じっても遜色ない馬なので、今後の期待は今日のメンバーの中では一番だろう。
先行して直線200あたりで一旦先頭に立ったカリバーンは休み明けもあり最後伸びあぐねて5着。緩い流れを先行して完敗の現状を見ると、重賞では力不足と言う事だろう。デュランダル産駒なのでポンポンと連勝してオープンには上がってくるものの、そこから伸び悩む傾向になりがちだが…。今回は7か月休養明けなのでもう一度見てみたい気もするが…。
連闘で臨んだコスモネモシンは差のある4着。牡馬との混合戦では力差があると言う事だろう。牝馬同士なら重賞を勝てるチャンスはありそうで暮れの愛知杯あたりが狙い目かも…。
コメント 0