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ローズS 回顧 [競馬]

3日間開催でジャンプを含めて4つの重賞があったが、珍しいことに勝ったのは全て関東馬であった。オープン馬の数で圧倒している関西馬は層が厚いので、この秋のG1戦線も関西馬が中心になると思うが関東馬にも奮起して貰いたいものだ。[soon]

レース結果                 天候;[晴れ]   馬場;良
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[1] ◎ ホエールキャプチャ  1:48.1  前半3F 36.7 - 4F 49.3
[2]    マイネイサベル     クビ      上り4F 46.4 - 3F 34.1
[3]    キョウワジャンヌ     クビ
[4]    ビッグスマイル      クビ
[5]    ドナウブルー        2
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馬券 参りました…[モバQ]

kaiko_01.gif馬体重を見てマルセリーナとエリンコートは仕上がり途上と判断し狙いをさげた。マイネジャンヌの逃げをホエールキャプチャ、マルセリーナ、エリンコートの有力馬が追い、中団にマイネイサベル、ビッグスマイルで、後方にドナウブルーの並び。ペースは1000m61.7の超スロー。予想通り後半3ハロンの決め手勝負になり、終始経済コースを通ったホエールキャプチャが着差以上の余力十分な勝利。

時計は流れこそ違うが、シゲルジョウムが勝った翌日の500万下と同タイムなので、秋華賞トライアルとしては物足りない内容だった。東西のトライアルが終わって見ると、牝馬戦線は春の勢力図に変化の兆しが見える。オークスが突然の雨で変則的なレースになり紛れが生じたことや桜花賞上位馬が伸び悩みの兆候を示していることから、ホエールキャプチャは別格としても今日の2着以下の馬でも今後の成長次第ではG1馬になる可能性はあるように思う。ましてや直線平坦の淀の小回りコースとなるととんでもない馬が突っ込んでくるかも? やはり牝馬は消長が激しく、今年の秋華賞は波乱になると見ているのだが…。現時点では札幌重賞で古馬を下したアヴェンチュラが直行でも一歩抜け出していると思うのだが…。

                                    前半=中盤=後半 1000m
2011年 ホエールキャプチャ 良 1分48秒1 36.7=37.3=34.1 61.7
2010年 アニメイトバイオ    良 1分45秒8 34.1=37.4=34.3 59.0
2009年 ブロードストリート   良 1分44秒7 34.5=35.0=35.2 58.1
2008年 マイネレーツェル    重 1分47秒3 34.4=36.7=36.2 58.5
2007年 ダイワスカーレット   良 1分46秒1 35.6=36.9=33.6 60.4

2、3番手追走から直線は内を突き、残り1ハロンで先頭に立ち危なげなく押し切ったホエールキャプチャ。3歳牝馬陣では安定感ナンバーワンだが、父がクロフネなので典型的なトライアルホースの匂いも幾分残る。今日はロスのない競馬でレース巧者ぶりを発揮したが、多頭数の小回りの淀で同じような形に恵まれる可能性は低いだろう。大崩れはしないだろうが秋華賞では何かに差されて勝てないと見ているのだが…。

マイネイサベルは道中中団馬群の中。直線外に出して伸びてきた。上り3ハロン33.3のメンバー中最速の末脚を繰り出しての2着は善戦と言っていいだろう。実績のなかった右回りで結果を出したのは成長を感じさせられるが、二千は距離的に長そうだし淀の短い直線平坦コースに合う脚質でもないと思うのだが…。

夏の上り馬キョウワジャンヌは勢いで差のない3着だが、一旦2番手にまで上がったもののゴール直前では脚が上がっていたのでは? BMSがSeeking the Goldなので千八は少し距離が長いのでは? 距離伸びる秋華賞は厳しいレースになるだろう。

4着のビッグスマイルは今回のレースで距離の目途が立ったように見える。血統背景からも二千が長いことはないと思うのと直線平坦コースの方が向いているので、出走できるようなら秋華賞でも押さえておく必要があるかも?

+16Kで登場したマルセリーナは重目残りで、レースでは3角あたりから行きたがり2番手に。この時点で直線の失速は予想していたが、残り200で追っても伸びず0.4差の6着。本番では一度叩いた分良化が見込めるので軽視はできないが、先行するレースではこの馬の持ち味である瞬発力を活かせるのだろうかとの思いがある一方で、レース後の談話からユーイチが秋華賞を見据えて脚質転換を試みたのではとの思いもある。ただ、オークスと今日のレースを見ると、どう乗ってもホエールキャプチャに先着するのは難しくなったと思うのだが…。

叩き良化型のエリンコートは+14Kでやはり仕上がり途上。4番手で4角を回ったが直線はバッタリと失速し1.0差の10着。オークス馬としては幾らなんでも負け過ぎだが、オークスが馬場と展開に恵まれた勝利であることを考えると、この程度の馬なのかも? 一度使ってどこまで変わり身を見せるかだが、デュランダル産駒なので勢いのある時はいいが本質的にはトライアルホースのため、G1では好走が望めないと見ているのだが…。

ドナウブルーは5着と好走し一見先々に明るいように見えるが、レースが終わってから伸びてきただけではG1ではたとえ出走できたとしてもこれ以上の上昇は見込めないと思うのだが…。母系も早熟系なので終わった可能性もある馬かもしれない。


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