オールカマー 予想

“暑さ寒さも彼岸まで”の慣用句通りめっきりと涼しくなった昨日、今日です。暑さに弱いサラブレッドにとっても過ごしやすい気候になってきました。ぶっつけでＧ１に行く傾向のある古馬戦線だが、天皇賞・秋を見据えた一戦としては何とも寂しい限りのオールカマーになった。

ハナ候補はゲシュタルト、マイネルラクリマ、シャドウゲイトあたりだが何が行くにしてもスローな流れになるだろう。逃げ馬はいなくとも有力馬は先行タイプなので馬群は塊り3角あたりから動きが出そうだ。
単純な瞬発力勝負でなく息の長い末脚の争いになりそうだ。推定タイムは良で2分11秒台の後半あたりか？

予定していた札幌記念を使えなかったことや59K の斤量と不安材料はあるが、この程度のメンバーならアーネストリーが格の違いを見せつけるだろう。中山コースは09年の日経賞4着があるだけだが、これは本格化する前の成績で脚質やスピード能力から今の中山二千二の芝を苦にするとは思えない。

勝負付けが済んでいる古馬勢より斤量が軽く伸びシロの大きい3歳マイネルラクリマを相手にしたい。父チーフベアハートはDanzig系で、マイネルキッツ、マイネルレコルトと2頭のＧ１馬を輩出するばかりかビービーガルダンのような短距離馬も出している距離柔軟性のある種牡馬だが、産駒には特に二千～二千五百で渋い脚を見せる馬が多い。スローで先行できる利もあるので、アーネストリー以外底を見せている古馬陣相手なら馬券に絡んでくるかも？

札幌をひと叩きしたカリバーンはデュランダル産駒なので底力は疑問だが、中山向きの先行力と距離適性からこのメンバーなら無視できないのでダークホースにする。

他では京都新聞杯を勝っているゲシュタルトだが、それ以降中日新聞杯の3着が最高で連対もしていない。マンハッタンカフェにBMSがミスプロ系なので典型的な3歳春までの馬のような気もするが、ここは相手に恵まれた感もあるので連下に取っておきたい。

まとめると

◎　アーネストリー
〇　マイネルラクリマ
▲　カリバーン
△　ゲシュタルト

馬券は◎をアタマにした馬単、3連単。オッズ次第ではパスするかも？

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