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有馬記念 回顧 [競馬]

オルフェーヴルの池江調教師は3着、5着馬も管理しているのでこのレースだけで2700万円稼いだことになる。時給に換算すると6億2千3百万円だから凄い! 三冠や秋の盾の賞金もあるので来年はタップリ納税することになるだろうな。それにしても2分36秒もかかる有馬っていきなり1970年代にプレイバックさせられ夢幻を見た気がし一瞬意識朦朧となったわ。ほんと競馬は何が起こるかやって見ないとわからないものだわ…。[soon]

レース結果                天候;[晴れ]   馬場;良
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[1] ◎ オルフェーヴル    2:36.0  前半3F 37.3 - 4F 49.9
[2]    エイシンフラッシュ   3/4    上り4F 45.9 - 3F 34.0
[3]    トゥザグローリー    クビ
[4]    ルーラーシップ     3/4
[5] △ トーセンジョーダン  クビ
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馬券 連下がミスプロ系ですかぁ~[もうやだ~(悲しい顔)]

kaiko_04.gifポンと出たアーネストリーがハナに立ち、ヴィクトワールピサ、トーセンジョーダンが続くほぼ予想通りの並び。内で包まれるのを嫌ったブエナビスタもトーセンジョーダンとほぼ並ぶ位置取り。中団にエイシンフラッシュ、トゥザグローリーで出遅れたオルフェーヴル、ルーラーシップは後方から。

予想通り1000m63.6と超スローだったが、そこから更に遅くなりハロン14秒台が2ハロン続く超ドスローになった。残り800あたりからアーネストリーが後続を引き離しにかかるが、後続も楽をしているので4角でほぼ団子状態の馬群となった。結局、直線の瞬発力勝負になり、切れ味が劣るアーネストリー、ヴィクトワールピサは残り200過ぎで脱落し、エイシンフラッシュが出てきたがその外から3角過ぎから捲ってきたオルフェーヴルが沈み込むような姿勢でグイッと伸びてゴール。

勝ちタイムが1000万下のグッドラックハンデより2.7も劣り、内容的に価値は全くない超ドスローの究極の瞬発力勝負となった有馬と言えるだろう。6着のヒルノダムールまでが上り3ハロン33秒台なんて、直線に急坂のある中山ではスプリント戦でも滅多にないことだ。こんなレースをグランプリなんて言う価値はないし金を取って人に見せるような代物でもないだろう。これが競馬だなどと知ったような言い方をしている評論家やマスコミもいるようだが、俺にはレース終了後天候が急変し牡丹雪を降らしたのは不甲斐ない人馬に対する天の怒りとしか思えないのだが…。こんな競馬をやっていると有馬記念の売り上げが今年は377億円だがその内300億円を切るんじゃない…。

                                前半=中盤=後半  前6f 後6f
2011 オルフェーヴル    良 2:36.0  56.4=53.7=45.9 78.0 70.9
2010 ヴィクトワールピサ  良 2:32.6 55.3=50.7=46.6 75.5 70.4
2009 ドリームジャーニー  良 2:30.0 52.2=49.7=48.1 70.8 72.9
2008 ダイワスカーレット   良 2:31.5 53.1=50.1=48.3 72.2 72.2
2007 マツリダゴッホ     稍 2:33.6 53.8=51.0=48.8 73.2 73.2
2006 ディープインパクト   良 2:31.9 53.1=50.6=48.2 73.1 73.1

8RグッドラックH1000万下 良 2:33.3 54.2=51.4=47.7 73.7 73.2

勝ったオルフェーヴルには文句のつけようがない。出遅れて後方からで、道中包まれの超スローを、何とかバックストレッチで外に出し3角から外を捲ってキッチリと結果を出したのだから立派だ。ゴール板を駆け抜けた後もヤネが馬を止めようと手綱を引っ張っていたが、口を割ってまだ走り足りなそうな感じだった。強い4歳世代を一蹴しオルフェーヴル時代到来を予感させるレースだった。今のとこ死角らしい死角は見当たらない。この後順調であれば春の盾は約束されたようなもので、宝塚も超ハイペースにでもならない限り取りこぼすことはないと思う。来秋のロンシャンは楽しみだ。

2~4着にはミスプロ系種牡馬産駒がきた。この3頭は超スローの究極の瞬発力勝負適性がある血統であるからレースの流れに恵まれただけだ。エイシンフラッシュは昨年のダービーと同じようなレースをして本来なら勝ちパターンだったが、いい脚が2ハロンが限界のこの馬にこんな超スローのG1が来年もあると思えないので今後G1を勝てるようなことはないと思うのだが…。昨年に続き3着のトゥザグローリーも超スローでゴールに向かって加速していく瞬発力が持ち味なので、嵌ったレースと言えるかも?この馬もG2あたりでは強い競馬をしそうだが、G1では相当恵まれないと無理だろう。

休み明けで出遅れ最後方からの競馬となったルーラーシップはオルフェーヴルをマークするレースだったが、勝負所で離されるも坂を上がってから伸びてきた。飛びの大きい馬で小回りコースは向いてないようで、広い淀や府中ならもっと走れるような気がする。ミスプロ系でG1が取れるとしたらこの馬では? ただ、母エアグルーヴの産駒は概して5歳になると頭打ち傾向を示しているのは気になる。

トーセンジョーダンは府中でのG1でタフな競馬をしてきたので目に見えない疲労があったのだろうが、やはりトニービン系は中山のG1を勝てないことをまたまた証明してしまった。惜しむらくはウィリアムズがもう少し攻撃的な競馬をしていれば、ここまで負けなかったのでは…。

秋のG13連戦は牡馬でもキツイのに牝馬が2年連続でこのローテーションを取れたこと自体が賞賛に値するブエナビスタだが、さすがに5歳になるとお釣りは残っていなかったようだ。中山コースも瞬発力勝負も得意とは言えない馬なので、最後はツキもなかったようだ。レース後の牡丹雪は“涙雪”とも“無念の白雪”とも言えるが、来年から過ごすことになる北の大地からの“餞別”とも言えるのでは…。

ヒルノダムールは馬体重が460K台と発表された時、ガレた馬体が戻りきっていないと感じた。直線で窮屈な場面もあり末脚を思うように使えなかったのも響いた。シンジが“勿体ない結果”と言っていることからも不完全燃焼のレースだった。

レッドデイヴィスは懸念はしていたがやはり距離が長い。来年はマイルから二千で勝負することになると思うが、安田記念の有力馬の1頭になるかも?


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