平安Ｓ　回顧：K cube　Lab：SSブログ

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平安Ｓ　回顧　[競馬] [編集]

今週からウチパクが復帰する。昨年5月の大井で落馬負傷以来だから実に8か月半振りだ。復帰後以前の輝きを取り戻せていないユタカやノリだが、41歳のウチパクには再びリーディングジョッキーにカムバックして貰いたいものだ。

レース結果　　　　　　　天候；　　馬場；不良
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　　　ヒラボクキング　　　　　1:48.1　　前半3F 35.4 - 4F 47.7
　◎　エスポワールシチー　　１ 1/2　　上り4F 48.1 - 3F 36.1
　　　シルクシュナイダー　　　クビ
　　　スタッドジェルラン　　　１ 1/4
　　　インバルコ　　　　　　　１ 1/2
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馬券　ダートの予想は止めたくなるわ…

予想通りトウショウフリークのハナで、2番手にヒラボクキング、続いてエスポワールシチー、タカオノボルの並び。アドマイヤロイヤル、シルクシュナイダー、インバルコは中団でグランドシチーが殿。

トウショウフリークの1000mが60.0と脚抜きのいい馬場だったことから平均ペースだろう。中盤以降もペースは緩まず澱みのない流れでダート戦としては珍しくスピードの持続力が問われるレースとなった。

3、4角の中間あたりから早めに先頭に並びかけて行ったヒラボクキングが直線に入ると先頭に立ち、追いすがるエスポワールシチーを最後突き放してのゴール。勝ちタイムは1998年のエムアイブランを0.4上回るレースレコードだった。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　               前半=中盤=後半　1000m
2012　ヒラボクキング　　　   不　1分48秒1　35.4=36.6=36.1　60.0
2011　ダイシンオレンジ　　良　1分51秒5　35.8=37.4=38.3　60.8
2010　ロールオブザダイス　良　1分51秒1　35.5=38.2=37.4　61.1
2009　ワンダースピード　　稍　1分50秒4　35.9=38.5=36.0　61.7
2008　クワイエットデイ　　   稍　1分51秒0　36.1=37.5=37.4　61.3
2007　メイショウトウコン　   良　1分51秒0　50.1=37.2=36.6　62.2

勝ったヒラボクキングはキングカメハメハ産駒。渋った馬場を得意とするKingmambo系が台頭してくると予想しキングカメハメハ産駒3頭取ったが、外した2頭が1、4着とは…。正直、参りました。2番手からエスポワールシチーに並ばれることもなく押し切ったのは価値があるが、相手のエスポワールが年相応に衰えの兆候が見えることもあるので、今回の結果は過信しない方がいいように思う。フェブラリーＳに挑戦してくると思うが、経験の少ない左回りと長い直線で上り35秒台の脚が使えるかとなると、かなり難しいのでは？

エスポワールシチーは3番手から余裕の追走に見えたが、4角から仕掛けても前との差を詰められず、最後はシルクシュナイダーの末脚にクビ差まで迫られる始末。淀の千八の外枠、他馬より2K重い58K、フェブラリーＳを見据えた仕上げなど敗因はいくつも挙げられるが、本来スピード決着のダートを最も得意とする馬なので、やはり衰えがあると見ていいのでは。ＪＣダートも今回も先行して前の馬を捉まえられず流れ込むだけの単調な競馬しかできなくなっているのは、能力に翳りが出ている証のように思う。

惜しかったのはシルクシュナイダーだろう。勝負所でスムーズさを欠き仕掛けが遅れたが、直線内を突いて伸びてきた脚には見所があった。アグネスデジタル産駒で軽く脚抜きのいいダートは向いていて、明け4歳なので伸びシロもまだまだあると思う。今日の末脚を府中の長い直線で見たい所だが、今の賞金ではフェブラリーＳへの出走は無理だわな。

キングカメハメハ産駒のアドマイヤロイヤルは出が悪かったが、すぐに好位の中団まで押し上げた。澱みのない流れで脚を使わされたためか、追い出しても伸びず1.1差の8着。ラインクラフトの半弟と言う事からも、恐らくひとハロン距離が長いのでは？