スプリングＳ 回顧

エイシンフラッシュがDubai World Cupに出るようだ。トランセンド、スマートファルコンと日本馬は3頭出しだ。芝の瞬発力勝負に強いエイシンフラッシュだが、血統からスタミナも豊富なのでパワーの要求されるオールウェザーでも期待できるのでは…

レース結果     　　　　　　　   天候；　　 馬場；重
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　▲　グランデッツァ　　　　1:50.7　　前半3F 37.5 - 4F 49.9
　△　ディープブリランテ　　１ 1/4　　 上り4F 48.6 - 3F 36.4
　　　 ロジメジャー　　　　　 ３ 1/2
　◎　サトノギャラント　　　 ハナ
　　　 ビービ―ジャパン　　　２
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馬券　ヒネリ過ぎ…

コウユーサムライが押してハナに立った。逃げると見られていたゼロスはゲートで躓いて3番手まで。流れは3ハロン37.5、1000mが62.1だからスローの部類だろう。

重馬場の割には中盤のラップが厳しかったため、上りがややかかる競馬になった。中団より前目で運んだ馬が上位を占めたが、実質はグランデッツァとディープブリランテのマッチレースだった。

今週の毎日杯を残しているが皐月賞の有力馬はほぼ出そろった。現時点ではワールドエースと今日の勝馬グランデッツァが一歩リードの感じだが、個人的にはワールドエースとラジオNikkei杯2歳Ｓ上位3頭の争いになると見ているのだが…。今年も関西馬に皐月賞は取られそうだ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　             前半=中盤=後半　1000m
2012年　グランデッツァ　　　 重　1分50秒7　37.5=36.8=36.4　62.1
2010年　アリゼオ　　　　　　  良　1分48秒2　35.8=36.8=35.6　60.2
2009年　アンライバルド　　　 良　1分50秒8　36.6=39.0=35.2　62.6
2008年　スマイルジャック　　 良　1分48秒9　36.3=37.0=35.6　60.8
2007年　フライングアップル　良　1分49秒0　36.0=36.3=36.7　59.9
※2011年は阪神開催のため参考外

グランデッツァは逃げる3頭から離れた2番手グループの外目に位置し、3角過ぎからディープブリランテに並ぶようにして直線を向いた。直線では一旦ディープブリランテに2馬身ほど引き離されたが、残り100mから難なく捉えて交わした。土曜のオメガハートランドと同じくアグネスタキオン産駒で重馬場は苦にしないタイプと見ていた通りの内容だった。ゴールドシップとの力関係からしてディープブリランテには先着するだろうと予想したが、これまた見立て通りだった。皐月賞出走馬の力関係を評価するのに基準馬となるのでは？　半姉マルセリーナほどの切れはないが、その分折り合い面での心配もなく自在な競馬ができるので皐月賞向きだろう。府中のマイル半だと馬場が渋れば決め手不足をカバーできそうだが、良馬場だと辛くなりそうだ。

叩き2戦目でキッチリと絞ってきたディープブリランテは逃げる先団3頭から離れた4番手のイン。直線早めに先頭と積極的な競馬をしたが坂を上がってから脚が鈍った。短い直線でも押し切れない末脚では、皐月賞は恵まれても掲示板の下の方になるのでは？　折り合い面の不安が解消すれば伸びる余地はあるとは思うのだが…

ロジメジャーは離された3着。直線前が開いたところを伸びてきたが、ウチパクが上手く乗ったと言う所だろう。皐月賞の権利は取れたが参加するだけになりそうだ。

本命に推したサトノギャラントは後方の外目を追走。4角も大外を回して直線伸びてきた脚は見所十分で最後ロジメジャーを捉える寸前だった。この馬場でこの脚質では今日の結果が精一杯かもしれない。良馬場で走らせて見たいものだが、青葉賞に出てくることを期待したい。

アルフレードは久々で馬場も合わなかったようだ。それに距離も少し長過ぎたかも？　スピード能力が非凡であるのは朝日杯ＦＳで示しているので、ＮＨＫマイルに向かった方がよさそうだ。