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皐月賞 回顧 [競馬]

ウチパクは菊花賞(オウケンブルーリ)、ダービー(エイシンフラッシュ)に次いでこのレースも制して地方出身騎手として初の三冠ジョッキーになった。怪我から復帰後マズマズの成績でリーディング9位まで押し上げてきたが、今週から得意の府中に替わるので固め打ちが見られそうだ。[soon]

レース結果               天候;[晴れ]   馬場;稍重
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[1] ◎ ゴールドシップ    2:01.3  前半3F 35.8 - 4F 47.7
[2] △ ワールドエース    2 1/2   上り4F 50.6 - 3F 38.4
[3]    ディープブリランテ  3/4
[4]    コスモオオゾラ     ハナ
[5] ▲ グランデッツァ     1 1/4
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馬券 馬連:的中![手(チョキ)] 3連単:紙屑[ふらふら]  地味~にプラス…[わーい(嬉しい顔)]

kaiko_04.gif馬券こそ的中したが予想はズタズタ。展開、位置取り、馬場、時計など予想外のことばかりで、馬券が的中したのは偶然に他ならず運が良かっただけのような気がする。

メイショウカドマツとゼロスが競り合ったため、1000mが59.1と発表が稍重とは言え限りなく重馬場に近い芝では超ハイペース。とは言っても離れた3番手のアダムスピークが1000m推定61秒チョイ切るくらいだから、3番手以下の後続グループにとっては馬場を加味すると平均ペースに近い流れだ。

この流れで後方にいた2頭が1、2着となったが、片やガラッと開いた内を突き、片や大外を伸びてくる極端な競馬だった。一見前崩れに見えるが、道中4、5番手にいたディープブリランテ、コスモオオゾラが0.5差の3、4着に残っていることから、ゼロスが勝手に暴走しただけでペーメーカーにもなっていないと言う事だろう。ゼロスに絡まれて厳しい競馬になったメイショウカドマツでさえ0.8差の8着とそう大負けしているわけではないから、好位先団グループ向きの流れに近い。それを最後方から行って差し切った2頭の力が抜けていたと考えたい。1、2着の差は通ったコースの差だろう。掲示板に載った馬は全て重賞馬で、現時点の力が反映された結果とも言えるのでは…

前後半1000m「59.1=62.2」の2分01秒3の時計は重に近い稍重馬場としては速い。実質先頭を走っていたディープブリランテで推定「61.0=60.8」と前後半バランスが取れスピード・スタミナ共に必要だったことを示している。ダービー優先出走権を得た上位4頭はダービーのマイル半をこなせる能力を持っていることを時計が証明している。逆にここで凡走した馬がダービーで巻き返すのは至難だろう。

                                       前半=中盤=後半 1000m
2012年 ゴールドシップ      稍 2分01秒3 47.7=35.2=38.4 59.1
2010年 ヴィクトワールピサ   稍 2分00秒8 47.5=37.4=35.9 60.1
2009年 アンライバルド      良 1分58秒7 46.9=36.2=35.6 59.1
2008年 キャプテントゥーレ    良 2分01秒7 48.8=37.7=35.2 61.4
2007年 ヴィクトリー         良 1分59秒9 47.1=36.9=35.9 59.4
2006年 メイショウサムソン    良 1分59秒9 47.7=36.5=35.7 60.0
※2011年は東京コース開催のため参照外

9R 鹿野山特別(1000万下)  重 2分03秒3 49.8=36.8=36.7 62.1

前に出した競馬すると見ていたゴールドシップは出遅れたわけでもないのに何と最後方から。3角から内に入れスパートして4角ズボッと開いたインを突き直線に向いた時は3番手まで上がってきていた。勢いのついた脚で残り200過ぎで先頭に立ち後続を突き離し押し切った。この馬の持ち味であるいい脚が長く使えるロングスパートがキッチリと嵌ったと言う事だろう。ウチパクの好騎乗の賜物だが、“スノーフェアリー”のようだは少し言い過ぎでは? ステイゴールド×メジロマックイーンの組合せは昨年に続き皐月賞制覇である。ヤネは府中の方が合っていると言ってるくらいだからダービーの有力馬になったが、切れ味が少し足りない面をどう補うかだろう。

少し出負けして、更に前のマイネルロブストに接触し躓き落馬寸前になりながら立て直して後方待機のワールドエース。直線は大外に持ち出して伸びてきたが0.4差の2着が精一杯。着差はコース取りの差だけで、素質の片鱗を見せダービーへの展望を明るくした内容であった。広い府中のダービーならこの馬が中心になるのは動かし難くなった。

予想以上に流れたペースでも頭を上げていたディープブリランテは3番手追走から、直線もゴールドシップにアッサリ交わされながらも、粘りの脚を発揮して0.5差の3着。ただ、最後はコスモオオゾラにハナ差まで迫られたようにやや止まり気味であったことから、距離延びると辛そうな感じだ。ダービーは恵まれても掲示板がやっとかもしれない。脚質はどちらかと言うと小回りコース向きなので、このまま順調に成長すれば有馬記念や宝塚記念で期待できるかも?

コスモオオゾラは中団に位置し、直線もジワジワと伸びてディープブリランテを追い詰めた。弥生賞勝ちが伊達ではないことを示したが、やはりクラシックを勝つ底力が足りなかったようだ。府中だと瞬発力不足なので苦戦すると思う。

大外枠と道悪が堪えたグランデッツァは0.7差の5着。切れる脚が無いのにあの位置取りではダメだろう。半姉マルセリーナは距離延びて壁にぶち当ったように、この馬もマイル半だと掲示板の下のほうに乗るのがやっとかも? 

期待したアーデントはシンジのヘタな乗り方でただ競馬場を回ってきただけであった。重い馬場でハミを取らなかったと言っているようだが、この馬の渋太さを活かすには前々の競馬しかないと思う。ダービーは賞金的にも無理になったので、ジックリと鍛えなおして秋に備えるべきだろう。菊花賞で期待している馬なのだが…。

ダービーは今日のメンバーにヒストリカルとベストディールのディープインパクト産駒が加わることになると見ているが、極端な不良馬場にならない限りワールドエース、ゴールドシップ、そしてダービー一本に的を絞ったヒストリカルの3頭の争いになるのでは…。ダービーはスローになりがちなので、ステイゴールド産駒より瞬発力に優るディープインパクト産駒のワールドエース、ヒストリカルが有利かも? 今年のダービーは固い決着になる可能性が高いと現時点では見ているのだが…。


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