ヴィクトリアマイル 予想 [競馬]
過去6年は4歳勢が強さを見せているが、消長の激しい牝馬戦なので一筋縄では行きそうもない。ブエナビスタやウオッカのように牡馬と互角にG1で勝負できるような馬は見当たらないし、データ的に実績を残している4歳勢も今年に限ってはドングリの背比べでパンチ力に欠ける。波乱の可能性が高い一戦だと思う。
ペースを握るのは阪神牝馬Sを逃げ切ったクィーンズバーンで追いかけるのはレディアルバローザ、キョウワジャンヌ、アプリコットフィズあたりだろう。先行勢の競り合いはなく緩い流れになりそうなので、直線の瞬発力勝負になりそうだが前々で捌く馬が渋太さを発揮して粘り込むシーンもありそうだ。推定タイムは良で1分32秒5前後か?
桜花賞馬のアパパネ、マルセリーナが実績では抜けているが、どちらもここ1年勝ち星がない馬である。アパパネは巷間言われているように中年太り解消のためハードな調教を積んでいるようだが、調教後の馬体重は502Kで思うように絞れないようだ。良績のある叩き2戦目で、府中マイルは4戦3勝なので、年齢的にも血統的にもピークは過ぎたと見えるが軽視はできないだろう。渾身の仕上げは疲労残りと紙一重なので、たとえ絞ってきたとしてもここは評価を少しばかり下げて見たい。
マルセリーナはマイル実績のあるディープインパクト産駒で想定される瞬発力勝負にも向きそうだが、如何せん最内枠でヤネもテン乗りなので危険な人気馬の匂いがプンプンする。連下の押さえでいいのでは…
府中ならジャングルポケット産駒のアプリコットフィズが狙い目だろう。この馬エイシンアポロン、フィフスペトル、ガルボなど男馬相手なら重賞でも好勝負しているが、牝馬同士だと何故かだらしない。ただ、府中マイルは5戦3勝、2着1回と最も力を発揮できる舞台だ。昨年こそ大敗しているが、今年は叩き3戦目でここに照準を合わせて来たとも思えるので、極端なスローペースにならない限りチャンスがあるのでは…
相手は近走の成績が思わしくないが、直線の長い府中の瞬発力勝負となればアニメイトバイオの末脚に賭けて見たい。昨秋の出遅れた府中牝馬Sを思い起こせば、スローでこそ切れを活かせるタイプなのでここは狙い目のように思う。
内枠で先行できるレディアルバローザも昨年3着同様の評価が必要だろう。他ではスローの瞬発力勝負タイプで府中の血統的適性からマイネイサベルも連の押さえにはしておきたい。
まとめると
◎ アプリコットフィズ
〇 アニメイトバイオ
▲ アパパネ
△ レディアルバローザ マイネイサベル マルセリーナ
馬券は◎からの馬連と3連単にしたい。
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