NHKマイルＣ 回顧

遅ればせながら回顧上げておくよ。それにしてもDeputy Minister系は府中のマイル強いよなぁ～。でも何故か安田記念では3着にも入ったことないんだよなァ～。

レース結果     　　　　　　　     天候　　 馬場；良
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　　　 マイネルホウオウ　　　1:32.7　　前半3F 34.4 - 4F 46.1
　　　 インパルスヒーロー　　クビ　　　  上り4F 46.6 - 3F 34.9
　◎　フラムドグロワール　　クビ
　△　レッドアリオン　　　　  １ 1/4
　　 　ガイヤースヴェルト　　クビ
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馬券　惨めですなぁ～

コパノリチャードが下馬評通りハナに立ち、ガイヤースヴェルト、エーシントップが続いた。ラップは3ハロン34.4、1000m57.8なので高速馬場のＧ１では平均ペースだろう。ガイヤースヴェルトが4角手前からコパノリチャードに迫って行ったこともあり、全体として澱みのない流れになったが、それでもピッチがそれほど上がったわけではないのに先行2頭は最後止まってしまい、フラムドグロワールだけがゴール前の叩き合いに加わっただけだった。

本来であれば先行馬が粘り切れるラップだったが、実際は道中後方にいたマイネルホウオウが大外から差し切ったのだから、コパノとガイヤースが現時点ではＧ１レベルにないと言う事だろう。前後半「46.1=46.6」はスローのマイル重賞で勝ち上がってきた馬にはきつい流れだったろうが、古馬準オープンの時計よりも遅い内容なので安田記念やマイルＣＳを展望できるような馬はいなかったと思う。これから成長し変ってくる可能性を加味しても、秋に期待できそうなのはフラムドグロワールだけと見たのだが…。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　                    前半=中盤=後半
2013　マイネルホウオウ　　　    良　1分32秒7　34.4=23.4=34.9
2012　カレンブラックヒル　　     良　1分34秒5　35.1=24.8=34.6
2011　グランプリボス　　　　     良　1分32秒2　33.9=23.7=34.6
2010　ダノンシャンティ　　　      良　1分31秒4　33.4=22.9=35.1
2009　ジョーカプチーノ　　　     良　1分32秒4　34.3=22.9=35.2
2008　ディープスカイ　　　　     稍　1分34秒2　34.6=24.6=35.0

9R　湘南Ｓ(古馬1600万下)　　良　1分32秒5　34.9=23.5=34.1

マイネルホウオウは後方に待機し4角外を回して直線大外から伸びてきた。スパッと切れる脚はないが長くいい脚を使えるタイプのようだ。父のスズカフェニックスは高松宮記念を勝っているものの安田記念でも5着が2回とマイラータイプだったが、母系にRobertoが入っているのでスタミナが強化されているのだろう。スプリングSや今日のレースを見るとマイルよりは二千前後が良さそうなタイプに見える。次はダービーになるようだが、スローの瞬発力勝負になり易いレースなので切味負けしそうだ。タフなレースになる安田記念の方が斤量面でも恵まれるのでチャンスがあるように思えるのだが…

千四を3連勝してきたインパルスヒーローは後方の外目からずっと外を回して直線も大外。内にモタれるような感じで伸びてきて一旦は先頭の場面もあったが、ゴール寸前でマイネルホウオウに交わされた。マイルはひとハロン距離が長いと見て軽視したが、ジョーカプチーノと同じく中京のファルコンＳの勝馬なので走る下地はあったと言う事だろう。その後骨折が判明した。ゆくゆくはスプリンターに育っていくとみているが…。

-10Kとキッチリ仕上げてきたフラムドグロワールはスタート直後は中団にいたが、そこからスッと3，4番手まで上がって行った。直線も内から渋太い脚を使って3頭の接戦に加わったが、もう少し追い出してからの反応が良ければと思わせる内容であった。平均的に速い脚を使えそうなので、この馬もマイルより長い距離向きなのかも？

レッドアリオンは大きく出遅れたスタートが全てだった。直線は内を捌いて伸びてきたが大勢が決した後だった。リディルの下と素質はありそうなので、直線平坦で長い新潟関屋記念あたりなら勝てそうな気がする。

エーシントップは直線不利があったものの時計の速くなるマイルだと最後に甘くなってしまう。今日の流れは一本調子で走るこの馬に向いていたが、それでも掲示板に載れないようでは、やはり距離がひとハロン長いと言う事かも？

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